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自己肯定感を高める方法について
ありのままでいいとか、自信をもって、とか言われるけど、
結局どうすればいいの?
何をすれば、そうなるの?
と質問を受けます。
これは、つまり、
自分の自己肯定感をどう高めていくか?ということにつながるのです。
いろいろアプローチはありますが、
まずは、それは、見返りを求めず、まずは、「与える」ことを意識してはどうでしょうか?
「与える」ことの裏にあるもの
見返りを求めず「与える」ことを意識するとは、どういうことかというと、
普通は、あげたり、与えることをする裏には、何か目的があると思いますよね。
でも、今回お伝えするのは、何のために「与える」のかという「目的」を考えることなく、
またその後、自分に何が得られるかを考えたり、自分が受け取れるもの、報われたりする「結果」
について考えたり、心配するのではなく、ただ、「与える」ということなのです。
例えば、
植物に水をあげる。
優しい気持ちで、ペットをなでる。
電車で席を譲る。
それは、あなたが与えている行動。
何も考えずに。
ですが、あなたは与えると同時に、それらから優しさを受け取っています。
相手に与える何かを、そのまま私たちも受け取り、体験しているのです。
与えなくては…と思ったり、与えるべき、しなくてはいけないという苦しい気持ちでやってしまうと
自分が受け取るのは、苦しさです。
「得る」人生と「居る」人生
人生の目的を何かを「得る」ことにおいてしまうと、
過去、得られなかった出来事がいつまでもつきまといます。
それどころか、過去に得られなかったから、今後も得られないのではないか…などと、
未来を悲観したりしてしまいます。
また、過去得られなかったから、今回は取りかえそうか…
そんなことを考えたりしてしまいます。
そんなことを考えなくてもいいんです。
何も得なくてもいいんです。
ただ、あなたが「居る」だけで…
あなたが生きているだけで、いろんな体験ができます。
それは、あなたが「居る」からできること。
過去は、今、あなたが「居る」ことにつながっていて、
未来も今、ここに「居る」ことから始まるのです。
そして、与える人生へ
そして、「居る」状態をしっかり認識したなら、
一歩進んで、
思い切って「与える」ことに意識を向けてみませんか?
そうすると自分の言動が「自分にとってのいい感じ」をもたらしてくれるのがわかるかもしれません。
「自分にとってのいい感じ」がわかってくると、副次的出てくる効果もあります。
例えば、人に喜ばれる、人に感謝される、大切にされる、といったことです。
が、繰り返しになりますが、これを目的にするのではありません。
何も見返りを求めず、ただ「与える」ことで、気持ちを切り替えて
あなたの心の中にある空虚さ、むなしさ 寂しさを手放すことができるようになるのです。
もしかすると、始めは、何か見返りを知らず知らずに期待してしまうかもしれません。
それでもいいのです。
ただ、「与える」という行為を続けていくことで、
自分の中で、何か変わってくるかもしれません。
その繰り返しの中で、自分を肯定できるようになっていくのです。
やる気がない人が、小さい子供さんのお世話をする役目をするようになって、元気になったり、
心を閉ざしていた人が、動物の世話をすることで、明るくなったりという話はよく聞きます。
ボランティア活動をされた方が、逆に元気をもらったということも起こります。
偽善ではないかと思うかもしれません。
それでもいいのです。
「与える」ことを続けてみて下さい。
それは何でもいいのです。
だって、何も期待せず、見返りを求めないで「与える」のですから。
例えば、
あなたの知っている人同士を紹介するのもいいですよね。
募金をするのもいいです。
ご老人の話し相手でもいいです。
それを続けていると、誰からも何も得られなくても、自分はこれでいいのだ、
これが自分の生き方なのだと思えるようになるかもしれません。
でも、そんなことも気にせず、ただ、
「与える」ことをやってみることから、あなたが変わる一歩が始まるのです。
あなたは、あなたの何をどこに与えられるか、それを今日1日、意識してみてはどうでしょう。